2013年5月28日火曜日

マーケティングは日常で起きている

マーケティングと聞くと、【調査】とか4Pとか、セグメント、ターゲティングとか難しい外来語が思いつきませんか?その他にも顧客価値とか満足度とか・・・・etcを良く聞きます。しかし、私は最も重要なマーケティングは【肌感覚】つまり、自分がどう感じるか?(感じているか?)です。本来、言葉に出てこない裏の部分を読み取るのは中々難しいことですが、自分の行動や心理を分析することは比較的容易です。

そして実は、ほとんどの人が毎日、日常的に【買い手】としてマーケティングに参加しています。今回はそんなところを、事例を元に簡単に説明し、今からでも出来る毎日の習慣について記事にしました。

■野菜不足の悩みに対する解決策でみるマーケティング

本来、「最近野菜不足だなぁ~」と感じたら、論理的で直接的な解決策は「野菜を食べる事」です。ですからアクションとしては。
  1. 八百屋やスーパーに行く
  2. フルーツや野菜を買う
  3. 調理するorそのまま食す
となるはずです。それにも関わらず、野菜ジュースなどを買う。サプリメントを服用する。というのは明らかになんらかの企業のマーケティングに影響され、行動パターンとして染みついているマーケティングの成功例(売り手の)です。(ただし、質問の際に美味しそうな野菜の写真を添付していたら結果は自ずと違ったはずです。

つまり、ちょっと考え方を変えると、毎日の自分の行動(買い手)が、売り手のマーケティングの成果である。とも考えられるのです。これは金銭を消費する行動に限らず、webにおいてもついクリックしちゃった!なんてゆー行動は同じと言えます。

そして、とても残念なことに、この質問と答えによって、どこかの【飲食店で摂取する】という答えが出てこない事に、飲食店のマーケティングの弱さが露呈してます。巷に野菜専門店や野菜を売りにするお店は数あれど、ほとんどの消費者にその【売りや強み】は届いていない。という事実が垣間見えるのです。(但し、統計的なデータとして有効なレベルではない

■普段から出来るマーケティング的思考と発想

わたしたちは、普段の日常生活においてなんらかの消費行動を行い、ほとんどの人が【買い手】としてマーケティングに参加しています。その時に「なぜ買ったのか?」「なぜこのお店で買わなかったのか?」を考えるだけで、【売り手】側のマーケティングが読み取れるのです。もしかしたら、ちょっと難しく感じるかもしれませんが、毎日の生活の中でも容易に鍛え上げれます!

例えば、毎日仕事帰りに今日買ったものや、ふとクリックした情報やニュースのページについて、「なぜそうしたのか?」理由を考えるだけです。簡単じゃないでしょうか?ちなみにまずはTPOに合わせて考えてみると、より効果的です。(例:お昼の休憩時間に(T)近所の天丼屋で(P)⇒同僚と(O)食べた とかTPOについて詳しくはまた次回)

さらに言うと、旅行の行先やプランを決定するに至ったプロセスとか、かなり面白いと思いますよ。しかも、こうして【マーケティング的な思考と発想】を鍛える事で得たものは、無料で使える生きた教材となるのです!!しかも毎日使える!お得ですよね?

但し、それだけではダメなので、次の理論にあわせてやると、より効果的です。

■買い手の時に当たり前に感じる事を理論化・体系化する

なぜ理論が必要なのか?と言うと、せっかく色々な知識や経験を得ても体系化されていない事は、人間あまり覚えていないものです。(数学なんかで言う公式とはちょっと違います)なので、理論を覚えておかないと、瞬間的なパワーはあるが、忘れたり、無くしたりしやすい3K(経験・気合・勘)に頼る事になってしまいますので、それは避けましょう。(3Kは後々検証することが難しい為、失敗を活かす事が出来ません)

では、何が必要なのか?それはたった5つの理論です。

  1. ベネフィット-お客様にとっての価値
  2. セグメンテーションとターゲティング-お客様を【価値】でくくる
  3. 強み・差別化-競合との価値の差
  4. 4P-【価値】を実現し、対価を受け取る【売り物・売り方・売り場・売値】
  5. 想い-提供する価値を通じて世の中にどう役に立ちたいか
もうおわかりかと思いますが、重要なキーワードは「お客様にとっての価値」です。他にも色々な理論がありますが、まずはこれさえ抑えておけばバッチリです!単純に買い物を振り返るのも良いですが、このように系統だって考える事でより整理できます。是非活用してみてはいかがでしょうか?

■マーケティングは日常で起きているのまとめ

今回、かなりマーケティングに関する初歩の部分を改めて書いてみましたけど、これが最も重要だと私は思っています。
基礎を理解し、毎日の自分の肌感覚を無料の生きた教材とすること!
だって、全く知らない赤の他人の事を想像することは、とても難しいと思いませんか?なので、まずは自分達の肌感覚を信じてみる事から始めましょう!
※但し、男性諸君。女性の前でぶつぶつこんなこと呟いてると嫌われる可能性大!ですので要注意ですよ!!!!

以上、終わります。

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